<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 燕詩示劉叟>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 燕詩（えんし）劉叟（りうそう）に示（しめ）す>
<BookPage: 453-458>
<UsedPage: 6>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
梁上有雙燕，
翩翩雄與雌。
銜泥兩椽間，
一巢生四兒。
四兒日夜長，
索食聲孜孜。
青蟲不易捕，
黃口無飽期。
觜爪雖欲敝，
心力不知疲。
須臾十來往，
猶恐巢中飢。
辛勤三十日，
母瘦雛漸肥。
喃喃教言語，
一一刷毛衣。
一旦羽翼成，
引上庭樹枝。
舉翅不回顧，
隨風四散飛。
雌雄空中鳴，
聲盡呼不歸。
却入空巢裏，
啁啾終夜悲。
燕燕爾勿悲，
爾當返自思。
思爾爲雛日，
高飛背母時。
當時父母念，
今日爾應知。
<End Poem>
<Translation>
家の梁のあたりに、二羽の燕がいて、ひらひらとオス・メスつがいで飛びまわっている。泥をくわえてきては、二本のたるきの間に巣をかけ、その巣のなかに四羽の雛を生んだ。四羽の雛は、夜となく昼となくどんどん成長し、食べ物をほしがってピーピー鳴いている。
えさの青虫は容易にはとらえられないのに、雛の黄色いくちばしは、満足する時がない。親燕は、くちばしやつめが傷つきボロボロになろうとしていても、心身の疲れも知らずえさを運んでいる。ほんのわずかの間に、十回も巣を往復するのだが、それでもまだ、巣のなかの雛がお腹をすかせていないかと心配する。
一生懸命、子育てにっとめること三十日、母燕はやせほそったが、反対に雛は次第にまるまるとしてきた。そして次に親鳥は、くどくどとさえずって鳴き方を教えてやり、一本一本さっと雛の羽をかいつくろってやる。ある日の朝、翼が一人前となり空へ飛べるようになると、親燕は誰たちを巣から枝へと連れてあがった。
すると雛たちは勢いよく飛びたったまま、後ろを振りかえりもせず、風の吹くまま四方へ散り散りに飛び去ってしまった。つがいの親燕は、空中に鳴きながら声がかれるほどに呼ぶのだが、誰はかえってこない。がっかりして引きかえし、雛のいないからっぽの巣のなかに入って、悲しい鳴き声をたてて一晩じゅう泣き明かす。
燕よ、燕よ、お前たちはそんなに悲しんではいけない。お前たちは、振りかえって自分のしてきたことを考えるべきなのだ。考えてごらん、お前たちがまだ雛であった日、空高く飛び去って母親にそ むいた時のことを。あの当時の父母の気持ちを、今日こそお前たちは、はっきりと理解したにちがいない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
家の梁のあたりに、二羽の燕がいて、
ひらひらとオス・メスつがいで飛びまわっている。
泥をくわえてきては、二本のたるきの間に巣をかけ、その巣のなかに四羽の雛を生んだ。
四羽の雛は、夜となく昼となくどんどん成長し、
食べ物をほしがってピーピー鳴いている。
えさの青虫は容易にはとらえられないのに、
雛の黄色いくちばしは、満足する時がない。
親燕は、くちばしやつめが傷つきボロボロになろうとしていても、
心身の疲れも知らずえさを運んでいる。
ほんのわずかの間に、十回も巣を往復するのだが、
それでもまだ、巣のなかの雛がお腹をすかせていないかと心配する。
一生懸命、子育てにっとめること三十日、
母燕はやせほそったが、反対に雛は次第にまるまるとしてきた。
そして次に親鳥は、くどくどとさえずって鳴き方を教えてやり、
一本一本さっと雛の羽をかいつくろってやる。
ある日の朝、翼が一人前となり空へ飛べるようになると、
親燕は誰たちを巣から枝へと連れてあがった。
すると雛たちは勢いよく飛びたったまま、後ろを振りかえりもせず、
風の吹くまま四方へ散り散りに飛び去ってしまった。
つがいの親燕は、空中に鳴きながら声がかれるほどに呼ぶのだが、
誰はかえってこない。
がっかりして引きかえし、雛のいないからっぽの巣のなかに入って、悲しい鳴き声をたてて一晩じゅう泣き明かす。
燕よ、燕よ、お前たちはそんなに悲しんではいけない。
お前たちは、振りかえって自分のしてきたことを考えるべきなのだ。
考えてごらん、お前たちがまだ雛であった日、
空高く飛び去って母親にそ むいた時のことを。あの当時の父母の気持ちを、
今日こそお前たちは、はっきりと理解したにちがいない。
<End Formatted Translation>